弘法大師空海によって開基された
尾道水道を眼下に眺める
尾道の景勝地でもある
千光寺
尾道水道を見下ろす絶好の場所に建てられた、
真言宗のお寺。
岩山に本堂などがギュッと建てられているので、
参拝でまわる境内の通路は狭い
しかし、それで充分な広さかもしれない。
行き交うことが出来る通路のほとんどの所から、
尾道水道を眺めることが出来る。
見渡す限り尾道ブルー一色のその眺望には見とれるばかり。
画像は本堂前からの一枚
こちらからの見渡しもいいけど
狭い千光寺にはギュッと詰まった
ビューポイントが他にもいーっぱいある。
山沿いに建てられた千光寺は、山を切り開くことなく
斜面に沿って作られているので、境内は横に細長い。
尾道水道はどの場所からも眺めることができ、
尾道ブルーもどこからでも堪能できる。
千光寺に参拝されたのであれば、
景色もぜひ巡っていただきたい、千光寺のアレコレをご紹介。
鐘楼
千光寺の境内からはどこからでも見えるのが
尾道水道と尾道ブルー。
玉の岩
本堂と大師堂の間にある巨岩
巨岩のてっぺんには、丸い何かが置かれている。
本堂の横にある、
護摩堂に数段の階段をのぼり参拝してみてください
振り返ると、
玉の岩越しの尾道水道の眺めがが素晴らしいですよ。
むかし昔のおはなし
玉の岩には如意宝珠(願いを叶える珠)が掲げられており
夜には海上を照らすほどで、
漁師たちの目印にもなっていたそうです。
玉の噂は異国まで広がり、
その噂を聞きつけた皇帝はその玉を持ち帰れと命じた。
皇帝の配下たちは、様々な困難を乗り越え、
ようやく手に入れた如意宝珠。
しかし、持ち帰る際に海に落としてしまい、
玉はいまも深い海に沈んだまま。
玉の浦という地名は
この話にちなんでつけられたそうです。
光がなくなって困ったのは漁師たち、
光る玉の代わりにかがり火を点けたそうです。
今では、電気で光る玉を点けているということ
現在でもその伝説にちなみ
烏帽子岩の「玉の岩」として呼ばれ、
尾道の象徴とされています。
くさり山(石槌山鎖修行)
本堂の裏手にある、くさり岩では修行体験ができる。
奉納料1(大人100円、子供不要)を納めて
鎖を手に岩肌を登っていきます。
登るといっても、山頂までは下から見える範囲。
この祠まで来れると頂上
しかし、頂からの眺望は、
登った甲斐がある見渡しが待っている。
下山するには、
三十三観音堂を経由しなければならないため
修行されない方がいる場合、
待ち合わせは少し下った三十三観音堂で
合流するのがよいでしょう。
三十三観音堂
関西2府5県にわたる西国三十三観音巡礼
千光寺では、観音菩薩が33体祀られてあり、
33霊場を巡拝したのと同じ功徳が授かるとされています。
お堂の正面には大きな数珠がかけられてあり、
お数珠を回すたびに、カチカチと音が鳴ります。
煩悩を消し、観音様のご加護を授かりましょう。
鼓岩(つづみ岩)ポンポン
千光寺第二の巨岩は、昔話ではなく体験できる巨岩。
ポンポン岩と呼ばれ、
大阪城築城の際に献上予定だったそうで、
くさびなど掘削の跡があります。
そんなポンポン岩を用意されている槌でたたくと、
ポンポンと音がします。
大きい音ではありませんが、岩にべたっと座り、
尾道水道を眺めながら
鼓岩をポンポンと叩くと、
良い思い出にもなと思います。
岩肌はザラっとしているものの、
滑り落ちないように気を付けてくださいね。
アクセスマップ
千光寺に参拝すると、
尾道ブルーはどこからでも見ていて気持ちがいい。