おおきな銀寄栗

大阪のてっぺんで栗を楽しむ 能勢といえば銀寄 狙え3L

大阪府の北に位置する能勢町。
京都と兵庫に挟まれ、クルマで少し走れば、京都府の亀岡や、兵庫県の丹波も近い。

能勢と言えば、まず栗が有名。
能勢の和栗は秋のたのしみの一つで、毎年、出荷がいつになるのかソワソワするトコロ。

和栗 銀寄

そんな中でも。
銀寄栗は能勢のブランド栗としてとっても有名、地域の能勢栗と銀寄栗は明確に区別されていて、取り扱いも特に丁寧に分類されている。

能勢には栗の木が豊富にあり、もとより栗は地域の産物として、たくさん採れていたそうです。

 

銀寄栗は江戸中期
広島から能勢の倉垣地方に伝えられたのがはじまり。
能勢栗も、甘く・大きく・香りも良い。

銀寄栗は、栗のおいしさとして、甘みと風味も強く、手にして楽しむことができる。
パンパンに丸みを帯びた三角形は、一般にみる栗のサイズよりも明らかに大きい。

 

秋の果物“栗”

こちらは、能勢栗の早生

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栗はくだものです

野菜とか果物とかっていうのはどっちでもいい!
という方も。

栗の果実は硬い皮と渋皮で、食べている部分は種子だよってご存知でしたか?
ということさえ、どうでもいいという方も。

大阪で栗と言えば能勢

大阪で栗と言えば能勢栗!
能勢栗も大振りでおいしいです。
が!
おすすめは和栗の銀寄栗(ぎんよせ)です。

銀寄はさらに大きく
三角形というよりパンパンで丸みがあるのも特徴。
いまでは全国で楽しめむことができる銀寄。
能勢で交配育成した発祥だ。ということは有名ですよね。
とっても大振りで、甘くいい香りがします。

画像は2018年に能勢で買ってきた栗 “銀寄”
2Lと3Lサイズが混ざってます。

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和栗 銀寄(ぎんよせ)とは?!

能勢地方で取れる栗を、能勢栗と言います。
能勢栗も大きいですが、能勢栗と銀寄栗は味も形も違います。

 

銀寄栗は、江戸中期に広島から、能勢の倉垣地方に持ち帰られたのが始まりだそう。

当時庶民の間で流通していた通貨は銭貨。
その上に、金貨や銀札がありました。
銀札は、それぞれの地方で、藩ごとに定められた通貨です。

銀寄の名前の由来は、そのおいしさから高値で取引され、銀札で払う(銀札を寄せる)栗として、銀寄という名前に至ったのだとか。

 

名前の解釈は後付けだと思いますけども、おいしい栗には良い名前ですよね。

さて、銀寄の旬っていつでしょうか?

例年10月中旬に迎えそうです。

栗の季節はとっても短い。
あらかじめ予定して動かないと、出会うことはムツカシイでしょう。

9月下旬の栗の色。
まだまだ青く固い。
かぜ台風の影響で、未成熟のまま落ちないかハラハラです。

このように栗はイガイガに守られたまま木に実を付けます。
成熟するにつれ色は茶色くなり、十字に切れ目が入って栗がはじけ飛びます。

こんな状態、

“The 栗!”

っていうイメージがありますよね。

成熟した栗はイガイガが弾け開いたときに飛び出します。
ひとつ、イガの下に先にはじけ飛んだ栗があります。
弾け飛んだ栗ほど成熟していると言われています。
木になっている茶色イガイガ。ソロソロ食べごろ?!

と思っても落ちるまで待ちます。
はじけおちた栗が食べごろです。

だから、「栗狩り」ではなく、「栗拾い」と言います

成熟して、十字に切れ目が入ると食べごろのしるし。
栗はイガイガのままポロっと落ちます。
もぎる必要はありません。
未成熟ならば、まだ落ちてきません。
拾うのみです。

能勢では、栗拾いも出来ます。
木に成ってるイガイガを狩ってはいけません。
成熟した落ちている栗を拾いましょう。

思ったよりも鋭いイガイガ。
トングなどで挟んで集めますが
厚手のゴム手袋持参をおすすめします。
落ちているイガイガから顔を出している栗を
剥いて取り出したりもします。
イガイガ栗でのキャッチボールは、しちゃだめですよ。

能勢のアクセスマップ

そんな能勢ってどこにあるの?

大阪のてっぺんと言われる能勢マップ

大阪、梅田からだと
電車でもクルマでも大体1時間半くらいです。

電車の場合は、
阪急電車梅田駅から川西能勢口で乗り換えて、山下駅からバスです。

クルマの場合は
阪神高速11号池田線から国道173号線に入ってズンドコ直進。

能勢は、大阪府内でも特に自然豊か。
「都会の喧騒を離れて」みたい方にはオススメです。
温泉もあれば、巨大樹もあり、霊山ハイキングもあれば、
季節によって表情を変えるリフトもオススメ。
最近は、寺cafeが注目されています。

ゆうてえや

今回は、とっても重要な栗情報をコッソリお届け。

銀寄を販売しているトコロ

道の駅 くりの郷

例年、10月の連休頃が銀寄が出回る時期とされています。

おいしい栗を手に入れるには、早起きが必要です。
遅くても午前中には現地に着きたいところ。

銀寄を取り扱う大きな施設としては
道の駅くりの郷 が有名です。
通常の土日でも現地の方で賑わう道の駅。
この時期は特に賑わっています。
残念ながら銀寄を手に入れられなかったなら、
贅沢な栗ジャムなどがオススメです

その他お土産など、入口付近にいろいろあります。
ランチとソフトクリームもオススメ

NOSE BOX – ノセボックス

それと、少し離れますが ノセボックス もオススメです。
ノセボックスは地元のスーパーで、この時期マッタケなど豊富にそろっています。

栗の季節でなくても、いつでもオススメです。

栗をおいしいまま保存する方法

「栗はくだものでしょ
買って来たら少し寝かすと糖度が増すのよ。」

ちがいます。

生栗を常温で置いていても追熟はしません。
まず、熟成された状態の栗が販売されます。
まずは湯がく、蒸すなどの調理しましょう。
一番外側の硬い皮を剥いて、
冷凍すると1年程度の保存は可能です。

ピンホールの謎

栗の中に、虫の卵が入っていることがあります。
成虫になり栗を食べて大きくなったら出てきます。
栗にピンホールが開いているのは、虫が出た跡です。
栗の中は既にトンネルができ食べつくされています。
ピンホールの謎を解明できましたね。

加熱してしまえば大丈夫。
虫が入っていたとしてもまず、気づきません!
時間を置くと鮮度が落ち、風味も損ないますので、お早めに。
ただし、充分に確認された栗を販売しているので
能勢内で購入される銀寄から虫が出てくることは
まずないでしょう。

能勢の銀寄は高品質な理由

販売されている銀寄栗は、それらを厳重にチェックされ、クリアした栗の中から、サイズごとに選別されて販売されます。

能勢において、銀寄栗の扱いは別格
ぞんぶんに堪能してくださいネ。

栗ひろい

確実に手に入れたい方は、
「栗拾い」に行くのが良いでしょう。
ひとり1500円、30分程度で詰め放題
700g~1kgほどの栗をゲットできます。

料理旅館 錦亭

水越栗園

検索しても、道中でもよく目にする有名なところです。
事前予約をお忘れなく。

もちろん詰め集めるのは、イガイガから飛び出した栗です。
イガイガのままは集めません。
熟れた大きい栗を選んでひらいましょう!
袋いっぱい詰め放題です。
能勢栗に銀寄が混ざっている!?
かもしれませんよ。

おいしい栗の選び方!

栗の木のまわりで、栗がむき出しで飛び散っている栗の中から、

大振りで

ヤがあり

色の濃い

を探します。

イガイガに入っている栗は成熟しています。
両足で、ゆっくりイガイガをひらいて取り出します。
痩せている栗でも、袋にまだ入る余地があるのならばぜひ見逃さないで!
痩せていてもおいしさは一緒。

おいしい栗の食べ方や料理法

ぜひぜひトライしていただきたい料理があります。

素揚げ渋皮煮です。

おいしかったですよぉ
どちらも、かたい皮(鬼皮)だけを剥きます。
内側にある渋皮をまったく破かないことが重要です。

まるまる渋皮を残すことで
渋皮のうま味を実に残すことができます。

少しでも渋皮が破れれば
渋皮が破裂して成功しないので気を付けて。
下準備に、根気とテクニックが必要です。

でも本当においしいので
銀寄を手に入れることができたら、
ぜひトライしてみてください。

渋皮までむいてしまったら、栗ごはんにどうぞ。
加糖しないおいしさも堪能してくださいね。

おおさかのてっぺんフェスティバル

~のせ栗まつり

10月上旬
浄るりシアターで開催されます。
第2部の夜には花火大会もあります。
(小雨決行)

ぜひご堪能あれ!

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おおきな銀寄栗
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