奈良県にある春日大社
境内にある、砂摺りの藤の花が有名です
こちらは、春日大社から少し離れたところに
珍しく、希少な種が集められた
植物園があります
春日大社 神苑 萬葉植物園
昭和7年(1932年)に整備された植物園
椿、桜や菖蒲など、身近に接する花々、特に希少な種類が集めらている
そんな中から、今回は藤の花をご紹介します
全国で楽しむことができる藤の花は、
桜の次に開花し、
都市部では4月下旬から5月にかけて楽しむことができます
時期としては、ゴールデンウイーク前後です
この季節になると、
愛好者は、こぞって藤の花を楽しみに出かけられます
藤の花は、伸びたツタから垂れ下がるように花が縦に連なり
目線の高さで楽しむことができるので、携帯電話などで、簡単に撮影することができます
萬葉植物園では、藤の花が園内の半分ほどのスペースで展開されていて
メインフラワーとして、楽しむことができる藤の花愛好者には人気の植物園です
萬葉植物園では、20種類、200本の藤が植栽されています
迷路のように藤棚を散策しながら楽しむことができるので、
日差しを遮りながら藤の花を愛でることができます
池を泳ぐ鯉の上に、藤棚がアーケードのようにこしらえられている
鯉が泳ぐ池の周りには、藤の花で囲うように藤棚で囲われています
なかなか風流です
希少種 八重黒龍藤
こちらの紫の花も、藤の花です
藤の花にも八重の種類があります
といっても、黒龍藤という藤の花の一種類だけ存在します
藤の花というと、紫と白と紅の3色で、形は同じと思っていました
ですので、八重咲きの藤の花を見たときは、とても衝撃を受けました
機会があれば、ぜひ探してみてくださいね
藤の花の季節
これまでの例年のシーズンは、桜が散り始めると、藤のツタが伸びはじめ
4月下旬から5月上旬がシーズンです
ゴールデンウイーク明けくらいまでがシーズンでした
2023年は、梅も桜の開花から早く、藤の花も開花が早かった
少しずつ、シーズンが早くなっているので、
桜が散り始めたら、藤の花のことを思い出してみてくださいね
萬葉植物園のゆうてえやあ
萬葉植物園は、春日大社の駐車場近くに、東口の入り口があります
正門は、近鉄奈良駅側になるので、駐車場側に着いた場合は、
少し下っていく必要があります
アクセスマップ
〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
tel : 0742227788
奈良と言えば鹿
バスや自家用車で来られる方が多いと思いますので、
まずは、春日大社に参拝して、道中の鹿と戯れるのも良いと思います
砂摺りの藤もぜひ楽しでくださいね
鹿に、鹿煎餅をあげるときの注意点
鹿煎餅は、参道のお土産さんで扱っています
鹿は大きな鹿より、小さく大人しい鹿を選びましょう
鹿煎餅をあげるのも、小鹿とであれば、戯れることができます
大型鹿の場合、ほぼ、鹿煎餅を強奪されるイメージです。。。
どうぞ、お気を付けくださいね
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藤のツタはどっち回りに伸びる?
藤のツタは、右回りと左回りの2種類に分けられます
まず、右回りと、左回りがあります
ノダフジは右巻き
ヤマフジは左巻き
ツタの巻きの方向が違うことに気づいた方がいらっしゃいます
槙野 富太郎博士(植物学者)です
2023年のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公、神木隆之介が演じる万太郎のモデルとなった方です
右巻きと左巻き
上からや下から見ると統一できないという事で、独特な見方で判断します
独特な判断基準:ツタの先端は、どっち向きに伸びているか?
右手でツタを持った時、ツタが親指の先の方向(左向き)に伸びていたら、右手で持ったから右巻き
左に伸びていくが、右巻きという判断
左手でツタを持った時、ツタが親指の先の方向(右向き)に伸びていたら、左手で持ったから左巻き
右に伸びていくが、左巻きという判断
という独特な判断にされています
平安末期、藤原氏にちなみ、藤を植えることが盛んになったそうです
錦絵 浪花百景 芳瀧画(ヨシタキ)
ごゆっくりお過ごしくださいね