仁王門を過ぎて始まる長谷寺の長い登廊
龍の手水舎がある隣の回廊に、彩り豊かにあじさいが並べられています
豊山神楽院長谷寺(奈良県桜井市)
686年に道明上人は、天武天皇(第40代)の銅板法華説相図(千仏多宝仏塔)を西の岡に安置した
727年に徳道上人が、聖武天皇(第45代)の勅願により、十一面観音像が完成した
真言宗豊山派総本山として、四季を通じ花寺としても多くの信仰を集めている
特に登楼から眺める牡丹は有名
長谷寺のあぢさゐ回廊
![あぢさゐ回廊 長谷寺](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
大和三大観音 あぢさゐ回廊
令和5年5月27日(土)から7月9日(日) 実施されています
本堂横まで続く登楼に、色とりどりのあじさいが並べられていて、登りながら、右に左にと、色とりどりのあじさいを足元に、進んで行くことができます
左側から入れる小径
![あぢさゐ回廊 長谷寺](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
回廊からそのまま、登って行くことも出来ますが、順番に撮影を並んでいる方を配慮して、左側に小径があります
中腹の少し手前あたりに出る道があるので、こちらから進まれても、あじさいをきれいに見ることができます
いつもであればご本堂まで、登楼を渡って行くのも長谷寺さんならではですが、あぢさゐ回廊(あじさい回廊)は季節を感じる期間限定的な催しなので、こちらを渡っていただくのも風流です
![龍の手水舎](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
手水舎周りには、カメラマンのみなさんによる順番待ちの列が。。
長椅子も用意されていますので、ごゆっくり堪能してください
また、一脚、三脚、脚立などの使用や持ち込みは、禁止されています
上記画像のように、龍の手水舎がすぐ隣にあります
あじさいとのコラボも珍しいかもしれませんね
日々お手入れをされているので、あじさいの彩りは異なるかもしれません
「たのしんで撮影していただきたい」と、思いながらお手入れされているそうです
あぢさゐ回廊を登りきると、右手にご本堂、左手に御守授与所があります
あぢさゐ回廊は、この階段に設置されているのみです
![あぢさゐ回廊 長谷寺](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
あぢさゐ回廊を登り切って、見下ろした風景
あじさいの彩りを楽しみながら、ゆっくりとお進みくださいね
登楼
![長谷寺 登楼](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
長谷寺と言えば登楼
仁王門を過ぎると始まる登楼
なだらかな石段をゆっくりと登って行く
長谷寺ならではの作り
春先の4月から5月の頃には、中国伝来の牡丹の花が咲き誇るそう
国宝 本堂
![国宝 本堂](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ご本尊大観音特別拝観が開催
ご本堂に祀られる、長谷寺の長谷寺式十一面観世音菩薩(重要文化財)は、令和5年7月9日(日)まで、(あぢさゐ回廊と同じ期間)特別拝観が行われており、観音菩薩の足に直接触れることができます
木造で像高三丈(1018.0㎝)あり、国内で最も大きな木造の仏様で、足元からお顔を見上げると荘厳さを感じます
通常は、上記の立札横の通路を進み、ご本尊様の左脇侍として雨寶童子像、右脇侍として難陀龍立像を参拝します
それぞれ、撮影することはできません
舞台造りの観音堂、大悲閣(国宝)
![大悲閣](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
長谷の舞台
![長谷の舞台](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
訪れたこの日は午前中が雨でしたので、山にもやがかかり、なにやら良い景色に恵まれました
舞台端からの眺めも素晴らしい
![五重塔](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
舞台左側の景色に五重塔が見えます
五重塔
戦後初めて作られた五重塔は、昭和の名塔と呼ばれている
塔身の丹色(にいろ)が紅葉に染まり、山との調和がすばらしい
本長谷寺
![本長谷寺](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
天武天皇(第40代)の勅願により、十一面観世音菩薩をおつくりになる為に、道明上人の住まいを建てたことから、今の本堂(今長谷寺)に対して本長谷寺と呼ばれる
尾上の鐘
![尾上の鐘](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
長い登廊を登り切ったすぐ上の繋屋に、鐘楼があります
こちらの鐘は、撞くことはできず、登ることもできません
![馬頭夫人顔ハメ看板](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
境内に多くある牡丹を送っていただいたのが馬頭夫人(めずぶにん)によるもの
燈篭を登りきったところに記念撮影用として設置されています
絵柄は参拝時のお楽しみです
馬頭夫人は、登楼の脇に咲く牡丹を送っていただいた方です
愛染堂
![愛染堂](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
恋愛成就や美貌の信仰を集めておられることで参拝される方も多い、愛染明王が祀られています
登楼を登りきると正面に鎮座されています
三社権現社
![三社神社](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
愛染堂の右奥にあります
十一面観音菩薩を祀る本堂を守護する、瀧蔵権現(たきくらごんげん)が祀られています
稲荷大社
![稲荷大明神](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
三社権現社と愛染堂の間から登ったところにあり、境内でいちばん高い位置に祀られています
長谷寺のゆうてえやあ
ご本尊大観音特別拝観
拝観された方には、五色線(ごしきせん)をいただくことができます
結縁の証として、左手に巻いてください
五色線は、あげまき結びという結び方をしており、魔除けや護身の意味がります
お帰りになったあと用に、納める袋をいただけますので、神棚にお供えください
車に置いてお守りとしても良いそうです
あぢさゐ回廊と同じ期間に開催されていますので、拝観し結縁を授かってくださいね
十一面観音菩薩のご利益
十種勝利と四種果報とされています
十種勝利
病気にならない
仏さまに受け入れられる
財産や食物に困らない
敵から守られる
目上の者から親しくされる
毒薬や毒虫から守られる
凶器によって傷つけられない
水の事故に遭わない
火事に遭わない
不慮の事故に遭わない
四種果報
臨終の際に如来とまみえる
地獄、鬼畜、畜生に生まれ変わらない
早死にしない
極楽浄土に生まれ変わる
授与所
![御守授与所](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
あぢさゐ回廊を登り切り、左に進むとあります
御香、記念品、真魚ちゃんTシャツなど様々なアイテムが取り揃えてあります
注:真魚ちゃんとは、弘法大師空海の幼名(佐伯真魚)です
ちゃん呼びが気になるところですね
また、オンラインショップも展開されています
アクセスや駐車場
電車での参拝の場合
近鉄大阪線 長谷寺駅を下車 徒歩15分程度
車での参拝の場合
長谷寺の検索では、複数ヒットしますので、車(カーナビ)の場合は電話番号で検索するのが良いでしょう
奈良県桜井市初瀬731−1
電話 0744-47-7001
駐車場
初瀬(はせ)を曲がってから、たくさんの駐車場があります
長谷寺の正面を過ぎて左側に、長谷寺の駐車場があり、仁王門までの近道にもつながっています
多少の料金差はりますが、500円/(日額)です
どうぞ、良いご参拝を
![仁王門を過ぎてあぢさゐ回廊まで](https://icango.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
他にもアジサイが楽しめるところがあるよ