熊野那智大社
熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)
熊野那智大社は熊野三山のひとつ。
主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)
創建は不詳。
2017年に創建1700年の記念ご朱印が1700枚限定で頒布されていたようです。
2019年は、世界遺産に登録されて15年周年になり、2019年中のみ記念のご朱印を頒布されています。
那智の滝が有名で混合されるかもしれませんが、飛龍神社(ひろうじんじゃ)は熊野那智大社の別宮です。
466段の整備された歩きやすい石段を登ります。
石段を登りすがら、遠くに那智の滝を眺めることができます。
登ってきた階段を振り返ってきても緑の山々が重なり、きれいですよ。
御本殿
第一殿 滝宮(大己貴命)
第二殿 証誠殿(家都御子大神)
第三殿 中御前(御子速玉大神)
第四殿 西御前(熊野夫須美大神)
第五殿 若宮(天照大神)
第六殿 八社殿(天神地祗)
境内には複数の社があります。
朱色の社がとてもきれい。
どれも熊野造りで建てられています。
第四殿がご祭神となる拝殿でひときわ大きく、建てられています。
御縣彦社と烏石
御縣彦社(みあがたひこしゃ)には八咫烏(やたがらす)が祀られています。
神武天皇が八咫烏の導きにより熊野の制圧に成功し、橿原神宮(奈良県)までご案内したのち、那智山に帰り烏石に姿を変えたと伝えられる石です。
樟霊社 胎内くぐり
樹齢850年の大樟(クス)
胎内くぐりとは、罪や穢れを祓い、新しく生まれ変わるとされています。
大きなくすのきに大人でも入れる大きな穴が開いています。
幹が空洞化していて、階段などが掛けられ通り抜けができるようになっています。
画像は、木の中から出口を撮影しています。
護摩木(300円)が必要です。
長さ133cmのおみくじ筒
那智大社に設置されているおみくじ。
片手になじむ大きさのおみくじ筒もありますが、133センチもあるおみくじ筒が置いてあります。
おみくじは上下ひっくりかえすと、番号が書かれた棒が出てきます。
両手でしっかり持ちましょう。
青岸渡寺
御本尊は、如意輪観世音像
西国三十三カ所参 第一番札所
如意輪観世音像は、インドから渡来した裸形上人が、大瀧で修行中に滝つぼで如意輪観世音像を見つけ、御本尊として安置したそうです。
青岸渡寺(せいがんとじ)は、熊野那智大社のすぐ隣に建てられており、以前は那智大社の裏手から渡り廊下が掛けられており、青岸渡寺に直接往来できるようになっていました。
明治時代(1868年)の神仏分離令により、神仏習合を禁止し、神道と仏教を区別することになりました。
三重塔と大瀧
那智の大瀧に沿うように建てられた塔。
朱色がとても映え、すぐ横に大瀧が望めるため、絶好の撮影場所でもあります。
中にはエレベーターが設置されており、最上階まで上がると大瀧をさらに近くに感じることができます。
オススメの撮影ポイントは、塔の上からです。
(拝観料は180円)
飛龍神社
石畳の階段を少し行くと飛龍神社に着きます。
歴史を感じるこの道のりは好きです。
飛龍神社(ひろうじんじゃ)
もともとは瀧をご神体として、瀧近くに熊野那智大社が祀られていましたが、約1700年前に現在の場所に遷移されました。
飛龍神社でも
世界遺産登録15周年記念のご朱印をいただくことができます。
授与所にて頒布されています。
那智御滝
那智の御瀧
落差133mもあり、一段滝としては、日本で一番大きな滝です。
神倉神社(那智速玉大社の摂社)のゴトビキ岩も同様に、この滝もマグマ活動の隆起と侵食によって形成された。
もともとは、海まで続く川だったが、岩盤の地層の違いから徐々に川の流れで侵食され、現在のようになったそうです。
御案内より
その昔、神倭磐余彦尊(神武天皇)が、
この大瀧を神と祀られ大穴牟遅神(おおあなむちのかみ)の
ご神体と仰がれました。のちに飛龍権現と称し
今日では飛龍神社となり、崇めて「お瀧」と申します。高浜虚子は、この御瀧を
「神にませばまことうるはし 那智の滝」
と詠じています。大瀧は那智原始林から流れ出ている大川の流れが
この断崖にかかり落下して日本一の名瀑であり
世界遺産で国の名勝となっています。
授与所の脇を通り、観覧舞台まで行くと更に大瀧に近づくことができます。
滝の飛沫を感じる距離まで近づくことができます。
朱色の手すりもきれいです。
参入料:300円
おすすめの茶菓子
くるっと参拝して一休みしてみました。
和か屋本店という和菓子屋さんがあります。
おいしそうなお餅につられて足が止まりました。
店先の椅子から大瀧を望むことも出来、お店おすすめのお滝もちをいただきました。
お店の方から、少し焼くとおいしくなりますよと言うことで、焼いていただきました。
ハフハフしながら、おいしくいただきました。
旅のお土産にもよいですよ。
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