
門戸厄神 東光寺

兵庫県西宮市門戸西町にある、松泰山東光寺は、高野山真言別格本山。
地元では、厄払いの門戸さんと呼ばれ親しまれている。
門戸は東光寺がある地名。
厄神明王

嵯峨天皇(第52代天皇 786-842)が、夢に愛染明王と不動明王が一体となった姿で現れ、あらゆる厄災を打ち払い、魔を退治する強い力を持っていると感じた。と弘法大師空海にお示しになると、空海は愛染明王と不動明王が一体となった、厄神明王像を3躰刻んだとされている。
そのうちの1躰が、東光寺に勧請(かんじょう)された。
残り2躰は、丹生都比売神社(にふつひめじんじゃ)と石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)に勧請された。
現在では、東光寺の1躰しか残されていない。
桓武天皇(第50代天皇 737-806)の次男。
桓武天皇は、最澄からの推薦で空海を遣唐使の一員に加えた。
厄年とは
人の成長と、年齢による節目の出来事に、あらかじめ準備するために厄年という習わしで教えたもの。男性と女性で、厄年の年齢が異なることも、体の成長や変化の時期が異なるため。

災いがその年齢に訪れるという事ではなく、人生の節目の歳を相対的に見たものであり、身辺を整理し、健康などに気遣うことを意識するためのもの。
厄祓いに参拝さえすれば終わり、という事ではない。
節分と厄祓い
毎年2月3日に行われる節分祭。(2021年は、2月2日)
旧暦では、立春の前日にあたる日に行われる。
立春は、二十四節気の第一正月節。
つまり節分は、一年で最後の日を指す。
門戸厄神の参拝が、節分までとても多いのは、年内に厄を祓う習わしが続いたものとされている。
節分を過ぎると、とても空いています。
眷属厄神龍王降臨

東光寺の創建1190年を機に、正門に通じる道沿いの塀に、2020年正月に披露されたのが、厄神龍王図。
中楼門に飾られてある厄神明王と書かれた大きな提灯の天井にも龍が描かれています。
境内までの登竜門として、厄除け開運を念じて全長30mに施された陶板の厄神龍王図。
とても緻密に描かれた、幻想地に住む龍たち。
仏画や襖絵とはまったく異なる。
ご朱印とご朱印帳とグッズ

歴史ある、空海ゆかりの寺で、授与されている感じは全くありません。アイドルグッズを販売しているかのようです。
おみくじがガチャガチャに入っているのは、さすがに違和感がある。
初期ロットだけで終了していただきたい。

油断でしょ。
ゆうてえやあ
正門を少し過ぎたところで、四国八十八カ所めぐりを行うことが出来ます。

厄除まんじゅう

参道にある厄除まんじゅうは参拝後にいただいて帰ります。
アクセス
最寄り駅は、阪急電鉄 今津線 門戸厄神駅が最寄り駅です。