紀伊の国一之宮 伊太祁曽神社(いたきそ神社)
西国三社参りのうちの1社
伊太祁曽神社(いたきそ神社)
ご祭神 五十猛命(いたけるのみこと)
妹 神 大屋津比売命(おおやつひめのみこと)
妹 神 都麻津比売命(つまつひめのみこと)
ご由緒
御祭神である五十猛命(いたけるのみこと)は
木の神様で国土緑化の神様で
二柱の妹とともに全国の山々に木を植え
青山に変えたご神徳は高く
木の国の祖神と崇められています。
また、父神の須佐之男命と共に浮き宝(船)を造り
住民に漁の業を教えたことから漁業関係者からの信仰厚く
航海交通を司る神でもある。
大国主命が八十神に追われた時に
伊太祁曽神社に身を寄せ木の股をくぐり難を逃れたことから
「いのちの神」の信仰が起こり
災難除け、厄災の神としても知られています。
厄災、交通、病気平癒の祈願が多く寄せられている。
拝殿
境内から拝殿の階段を上がると正面にあります。
主祭神 五十猛命の和御魂(にぎみたま)が
祀られています。
なにか、荘厳さを感じます。
脇殿
主祭神である五十猛命社の右側に並び建てられてあります。
妹神 大屋津比売命(おおやつひめのみこと)と
妹神 都麻津比売命(つまつひめのみこと)の
2柱が祀られています。
氣生神社
五十猛命社の左側に祀られています。
こちらでは、五十猛命の荒御魂(あらみたま)が
祀られています。
毎月最初の辰の日に限り、初辰祈願が行われています。
氣生神社の初辰祈願は
氣を生み出し発達(初辰)させることに繋がり
物事の発展を促す事を祈願します。
「住吉大社の初辰まいり」も合わせてご覧ください
蛭子神社(えびす神社)
入口右側には、龍の木彫が置かれてあります。
木彫と言ってよいのか
チェンソーで造られたものだそうで
じっくり見ても細かく仕上げられています。
ほかにも十二支の干支もひとつずつ仕上げられています。
入口左側には、霊石 おさる石が安置されてあります。
石に手を当て心静かにすると
首から上の病に良いとされています。
木の俣くぐり
大国主命が八十神に追われた時に
伊太祁曽神社に身を寄せ木の股をくぐり難を逃れた。
といわれのある、大木が拝殿の中に置かれてあります。
土足は禁止ですが、自由にくぐることができます。
五十猛命を感じることができると思います。
また、授与所において
木の俣くぐりの証明書を授かることもできます。
いにしえの神々によるオトナの事情 劇場
大国主命が兄弟神たちに追われ
伊太祁曽神社に身を寄せるまでに、実は2回殺されているとされています。
理由は、八十神(たくさんの兄弟神)が
八上比売に求婚を申し出る一方で
八上比売が大国主命を逆指名し嫉妬される。
神々の嫉妬は人間の尺度では測れない。。
この話は、あの有名な「因幡の白兎」でご紹介しようと思います。
祇園社
境内横の駐車場側に鳥居があります。
祇園社では、五十猛命の父神である
須佐之男命が祀られています。
御井社
とてもキレイにされてある社殿において
道中の雰囲気がとても好きです。
この道の先にある、いのちの水。
とても素晴らしいと感じました。
こちらは、動画でご紹介しようと思います。
境内
参拝したいのが秋の終わりごろでしたので、
まだ紅葉が残っていました。
橋の中央から
池の周囲に植えられた紅葉はとてもキレイでした。
授興所
こちらで、御祈祷の受付や、お守り、ご朱印などを
授与していただくことができます。
木の俣くぐりの証明書なども
こちらで授かることができます。
ときわ山(古墳)
鳥居や池や橋を渡る裏側に
ときわ山(古墳)とありましたので、伺いました。
少し、広く整地されてあり
参拝記念の碑と木祭記念の碑石碑がありました。
門神様(櫛磐間戸神社)
一の鳥居(木製の大鳥居)を入って
すぐ左手に祀られてありました。
櫛磐間戸神(くしいわまどのかみ)と
豊磐間戸神(とよいわまどのかみ)が
祀られています。
ゆうてえやあ
伊太祁曽神社では、とてもよいお参りができました。
歴史に触れることもでき
木の俣くぐりを体験することも出来
祇園社や御井の社の道中の風景は
歩いているだけでも心やすく
足軽やかになりました。
ぜひ機会を設けて
足を運ばれてはいかがでしょうか。
古事記や日本書紀などでお名前の表記について異なりますが
伊太祁曽神社のご由緒にありました表記を
優先させていただきました。
三社参り
日前宮・竈山神社を参って三社参りという
和歌山電鐵 貴志川線でまわることができる。
貴志川線というと、猫のたま駅長がいる有名な線
車内がとってもかわいく、乗っているだけで楽しめる線。
この車線沿いに3社があるのでぜひ楽しんでください。
伊太祁曽神社 アクセス
和歌山県和歌山市伊太祈曽558
電話 073-478-0006