京都でもいち早く紅葉が楽しめる
三尾のうちの高雄山にある神護寺(じんごじ)
参道から続く紅葉並木の枝ぶりがよく
どこで立ち止まっても紅葉を楽しめる。
さすが見事な紅葉の枝ぶり。
神護寺
楼門前から見事な紅葉
楼門(現在改修中)を通ると、広い参道の脇に色ずく紅葉が迎えてくれる。
境内に入ると、道幅の広い参道で日光を直接浴びて、赤や黄に色づけされた紅葉を楽しみ。
緑葉もみじも色鮮やか。
和気公霊廟
平安京遷都の先駆けとして神護寺を開基された、和気清麻呂(わけのきよまろ)公の霊廟。
楼門を過ぎるとすぐに鮮やかな紅葉が目につく。
金堂前の大階段
両側から紅葉の枝ぶりがよく階段下からも、階段上からも抜群の景色を眺めることができる。
記念撮影するのなら絶好の絶景となるポイント。
金堂の拝観ではご本尊の(国宝)薬師三尊立像
脇に十二神将が安置され、伝源頼朝像(写し)が
対面に置かれている。
堂内は周回できるようになっており
右回りで進むと授与所が最後となる。
堂内の撮影は禁止されている。
ご朱印やお守りなどは金堂で授与されており
ご朱印は期間限定を含め4種、ご朱印帳は2種ある。
コロナ禍対策として
紅葉期間中の11月10日から23日までの間は
書置きの授与となっている。
直書きしていただくことができる。さらに、ご朱印帖表紙の左肩に
「朱印帖+名前」を記していただく事ができる。
コロナ禍の影響か
休日参拝であったが思っていたよりも空いていて
社会的距離は充分に保つことができた。
ただし、マスクの常時着用は必要。
大階段でモデルのように撮影されたい
カメラをお持ちの方はぜひトライしてみてくださいね。
カメラのポジション
常連さんが並んで撮影していると思いますが、大階段の両側から伸びるもみじも一緒に撮影したいので、階段の随分手前の方で、三脚を立てています。階段側に前進して距離を調整してください。
三脚の代わりにアレを使う
携帯カメラで撮影の場合、望遠も有能ですが、ぷるぷるブレてしまうと思います。
そこで有能なのが、「三脚付き自撮り棒」
三脚がついているタイプのものがあるので、これを使いましょう。
地面において使い、振り上げなければ、他の方に危険はなく、注意もされません。
※三脚利用不可の場所では、同じく不可です。
コツ:セルフタイマーを使うとブレません。
※三脚が必要
いっぱい撮る
あとは、キメ顔を作っている間にも、たくさん撮影することです。
コツ:緊張の無い表情は柔らかいことが多く、いい一枚が撮れますよ。
多宝塔
多宝塔金堂の左側、裏手へ上っていくと多宝塔がある。
多宝塔前は少し狭くなっているが
紅葉がドームのように覆っていてやはりみごと。
例年であれば
5月に(国宝)五大虚空蔵菩薩像の御開帳がある。
陵墓
多宝塔の右側を抜けて、山道を30分ほど進むと陵墓が2墓ある。
道中に目印のようなものはなく、なかなかの山道を進む。
初めての参拝に来られた方々の多くは、道半ばで引き返されることが多い。
道中に案内板がないので先が読めない、不安が大きいかもしれない。
境内の反対側にある、厄除けのかわらけ投げと間違えて来られる様子。
文覚(もんがく)上人
高雄の聖と呼ばれ
弟子に大覚、孫弟子に明恵上人(大覚の甥)を持つ。
平安時代末期に、火災により金堂などを焼失した。
源頼朝に援助など取付け神護寺の復興に尽力された。
性仁(しょうにん)親王
後深草天皇の第4皇子。
仁和寺にて門跡を務めた。
しかし、そのまま登って来られると
ご覧の絶景に出会えることができる。
和気家と神護寺と最澄と空海
和気清麻呂は
平安遷都を唱え国家安泰を祈願して
平安仏教の先駆けとして私寺を建立する。781年
河内に神願寺を建立し、ほぼ同時期に私寺として
高雄山寺を建立794年
平安遷都が行われ、新都市長官に命ぜられる799年
67歳で亡くなると
高雄山中に祀られ和気家の菩提寺となる802年
弘世、真綱(清麻呂の子息)により
叔母の三回忌に最澄を招き法華経の講演を依頼
高雄山寺で行われた天台講義は
桓武天皇にまで伝えおよぶこととなる
最澄は弘世の取り計らいにより
桓武天皇より唐への留学生として選ばれることになる804年
最澄の帰国後
国内初の灌頂を高雄山城で行った805年
空海は恵果より法流を伝授され
阿闍梨の灌頂を受け遍照金剛の灌頂名を授けられた812年
最澄は空海より高尾山寺にて
胎蔵灌頂を授けられる813年
見解の相違により最澄と空海は交流が途絶える824年
神願寺と高雄山寺が合併し
神護国祖真言寺(神護寺)と改める
神護寺の一切を空海に付属させることとなる引用:神護寺ホームページ
ゆうてえや
参拝の楽しみの一つ
甘味処
神護寺の参道にいくつかあった中から
お団子やさんを紹介します。
硯石亭
お餅は米粒の食感が残っていて、舌につぶつぶ感がある。
餡はこしあん
なかなかである。
店内は広く
いくつものお茶席が用意されている。
和服で訪れて
こちらで一日過ごすのもいいでしょうね。
食事をしながら眺めても
折り重なる紅葉を目線でとらえる事ができる。
お餅をほうばったまま見上げても
なかなかな紅葉である。
お餅のほかに、お蕎麦の用意がある。
というか、おそばがメイン。
高尾だんご
こちらは焼きだんご
お店のすぐ横の紅葉よりも焼きだんご。
いくつかの種類が用意されている。
お店オススメの焼きだんごをほう張りながら
西明寺を目指しました。
焼きだんごもおいしい。
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