両脇に咲き誇る桜並木の中央に走る線路。
なんども往復して、線路の上を歩けるここは、京都の名刹を後回しにしても行ってみたい線路道。
蹴上インクラインは、京都屈指の桜の名所。
蹴上インクライン
線路は続くよ600mとちょっとだけ♪
今では、廃線となった跡地に桜並木が、約600mに渡り敷きつめられている。
線路を歩きながら両側に見る桜は圧巻。
桜満載画像をたくさんお届け。
古くは、高低差36メートルの急こう配で水路をつなぐ難所であった。
いまでは緩やかな斜面となって歩みやすい。
足元は、スニーカーをお勧めしたい。
以前は線路であったことからアスファルトではなく、
石が敷き詰められているから。
ゆるやかな勾配の上手側には、噴水が設置された公園になっている。
さくら並木の傾斜道を見下ろせるようにベンチが設置されている。
持ち込んだお弁当を頂くのには丁度いい場所。
眺めているだけでも気持ちいい。
線路脇の広場を大きく背の高い桜が独占するように、高く大きく伸びていている。
どこを見ても桜が目に入る。
ゆっくり下っていくと、昔使われていただろう、舟を運んでいた台車が設置されている。
ちょっとした撮影ポイントになっている。
鉄の台車に乗っているのが木で造られた舟。
ガッチリ固定していて動きません。
「蹴上」の由来 義経地蔵
平安時代末期、源義経は、平家討伐に向かっていた。
日ノ岡峠で平家の一団とすれ違った際に
馬が蹴り上げた泥水が義経の衣服にかかってしまい
謝罪せずに通り過ぎる一団に腹を立てた義経は
その一団を切り捨てたそうです。我に返った義経は、村人に弔うよう依頼し旅を続けた。
その時の亡骸の一体がここに祀られているそうです。ここの地名は、元々九人町と呼ばれていた。
蹴上の由来は、馬が蹴り上げたことか
力強く蹴り上げるのが由来ではないかといわれています。京都市の駒札より
この義経地蔵を勾配の上手として、下手まで何度となく往復して桜を楽しみました。
下手まで行くと、鴨川に続く水路があります。
落ち着いたら、船に乗って水路脇にある桜を楽しみたいですね。
ゆうてえや
アクセスマップ
地下鉄 東西線 蹴上駅を上がると道路向かいにあります。
アクセスも良いので、ゆっくり楽しんでくださいね。
時間が余裕があったなら、すぐ近くに南禅寺があります。
日本の禅寺で最高位の格式を持つお寺です。
歌舞伎の演目 楼門五三の桐 のなかで、大盗賊石川五右衛門が「絶景かな 絶景かな」の名セリフ。
南禅寺の山門からの眺めです。
実は、その山門に登って絶景を眺めることが出来ます。
南禅寺もゼヒどうぞ。